- 1,2号業務主体で先行きに不安を感じている
- いわゆる3号業務増やしたいが何をしていけばいいのか分からない
- ウリがなく、他との差別化ができていない
- いつも価格で比較されてしまう
- 忙しいばかりで仕事に追われている
- もっと顧問先から頼りにされる存在になりたい
書類作成代行をする業者的な存在から
人事労務のパートナーである
「パートナー型社労士」へ
手続き業務からの脱却を阻む大きな勘違い
社会保険労務士の主の業務は、「1、2号業務」といわれる書類の作成代行業務だということはいうまでもありません。
でも、どれだけ書類の作成ができるからといっても、それだけでお客さまである経営者の方々はあなたを選んではくれません。
経営者は、社労士の商品やサービスである「書類の作成・代行業務」そのものには関心がないのです。
そのため、他と同じように社労士業務をアピールしても興味を持ってはくれません。
では、お客さまは何に関心があり、どんなことに興味を持ってくれるのでしょうか?
その答えは、社労士であるあなたが、「新しい知識や手法、ノウハウを持っているから」ということではありません。
社会保険労務士の主なお客さまである中小企業の経営者は、自社が困っていることの解決策や会社の将来像(ビジョンや目標)の実現のために役に立つことに関心があるのです。
言い換えれば、中小企業の経営者が困っていることをしっかり把握でき、その解決策を提案できれば、お客さまから選んでもらえるようになるのです。
そのために「社労士業務とはかけ離れた全く新しい知識や手法を身につけなければならない」ということはありません。
もちろん「ホームページなどのインターネット等を駆使しなければならない」ということでもありません。
社会保険労務士は、企業経営に重要な「ヒト・モノ・カネ」の“人”に係わる専門家です。その社労士が、社労士業務とは全くかけ離れた業務を提供しても、お客さまが信頼してくれることはありません。
では、どうすれば社労士業務に関連しながらも、中小企業の経営者の困っていることを把握でき、さらに書類の作成代行業務から脱却していけることができるでしょうか?
助成金?
人事制度?
もちろん、それらも有効なのかもしれません。
しかし、最も有効なものは「就業規則」です!
社労士の主要な業務である「就業規則」を活用することが、中小企業の経営者の困っていることを把握するには最も有効なのです!
もちろん、就業規則といっても、ただ単に「就業規則を作成すればいい」といっているのではありません。
就業規則をお客さまのお困りごとを整理して、把握するための「ヒアリングツール」として位置づけるのです。
そうすることで、お客さまである経営者ご自身や会社の優先順位の高いお困りごとを細かく把握することが出来るのです。
就業規則は「ヒアリングツール」なのです
私は平成10年に社会保険労務士事務所を開設したものの、一度はサラリーマンに戻りました。
さまざまなキッカケがあったおかげで、平成14年に再度社労士業務を再開することができ、今では主に中小企業や医療機関に対して、サポートをさせていただいています。
もちろん、当初はサラリーマンに戻ったことからも分かるように、成果が出ない日々が続きました。
でも、社労士として就業規則のおもしろさと奥深さを知ったことが転機となり、手続き業務から脱却していくことが出来るようになっていきました。
私は約10年前に就業規則の奥深さに魅了され、就業規則の作成業務を積極的に行っていきました。
その中で、人的なトラブルで心的なストレスやイライラを抱える社長や、会社と社員との見ている点や考え方の違いにストレスを感じている社長。そして、会社のことを全く考えず、自分のことしか考えない社員に悩む社長等、中小企業の経営者のお悩みを伺ってきました。
そのため、
どうすれば中小企業の社長が人的トラブルから解放されるのか
社長の考えや価値観、またはイライラをどうすれば社員ひとり一人に浸透させることが出来るのか
社員が一つになって会社を盛り立てていくことが出来るのか
そして、
社労士として、就業規則を活用することでこれに貢献できないだろうか
などを必死に考えました。
就業規則は
- 会社の法律とか憲法
- 従業員との契約書
- 会社と労働者のルールブック
- 会社と従業員との約束
などと言われます。
もちろん、これは間違いではないかもしれませんが、就業規則の一側面でしかないのです。
就業規則は、「社長のメッセージ」なのです。
社労士にとっては、そのメッセージを整理し、見える化するための「ヒアリングツール」なのです。
とはいえ、就業規則を単に作ればいいという訳ではありません。
もちろん、就業規則を作っただけでトラブルはなくなりませんし、社員ひとり一人に社長の想いは伝わりません。ましてや社員が一つになることはあり得ません。作成の過程がもっとも重要なのです!
就業規則を最強のヒアリングツールにする「3種の神器」
就業規則の作成をしていく際に、欠かせない3つの要素があります。
これは私自身が社労士としてやってきたノウハウ・ツールを基に、社労士ならではの課題・問題の解決のために、すぐに活用でき使えるようにしたものです。
これを就業規則作成の 「3種の神器」 と名付けました。
1. 【会話の型】:1対1でのコミュニケーション(ヒアリング法)
お客さまの本当のお困りごとや望む姿を的確に引き出し、整理して把握することで、的を射た提案もでき、経営者の真のパートナーになることができます。
特別な知識や技術がなくても、会話の進め方である「会話の型」を活用することで効果を発揮します。
これは社労士業務と平行して、約15年にわたるコーチング経験と、コーチングスクールを経営しプロコーチの養成をしていた経験を基にして、どうやったら経営者から課題を引き出すことができるか、関係性を構築できるかを、誰でも出来るような「会話の型」にまとめたものです。
2. 【ツール】:しゃべる就業規則
お客さまである中小企業の社長のひと言がキッカケとなったオリジナルの就業規則の形です。
これによって、
- 社員の納得が得られるようになる
- 社長の考えや価値をしっかり伝えられる
- 社長が自分の仕事に専念できるようになる
- 社員の意見が出やすく、巻き込みやすくなる
- 社長が言いにくいことや伝えにくいことを、代弁してくれる
などが容易になるのです。
さらに、見やすく、分かりやすいので、経営者自身に興味を示していただけるために受注もしやすく、次のサービスにつながりやすいというメリットもあります。
社会保険労務士にとっては、社労士の専門知識がそのまま活かせるという利点だけでなく、同業他社との差別化ができます。
また、単に就業規則という位置付けだけでなく、新入社員教育のテキスト等としても活用をしたり、社長のお困り事や経営上の優先順位の高い課題を引き出すツールとして使えるため、次のサービスにつながりやすいという特徴があります。
また、一見して内容が伝わるため、社員からの細かい質問や問い合わせが減り、社長が自分の仕事に専念できるようになった、という声もいただいています。
3. 【プログレスミーティング】:1対他のコミュニケーション(ファシリテーション)
いわゆるファシリテーションをしながら、社員を巻き込むミーティング方法です。
これによって、就業規則自体を社員一人ひとりも自分事として捉えられるようになります。
経営者の中には「社員のいいなりの就業規則なの?」と心配される方もいますが、そうではありません。
プログレスミーティング(社員ミーティング)のねらいは、社員が就業規則について「聞いてない・知らない」をなくし、さらに「社長のメッセージを伝える」ことにあるのです。
プログレスミーティングを通じて、社長だけでなく、社員との接点が増えるため、社員からも必要とされる存在になることができます。
また、社労士という第三者の立場から、社長の考えや方向性など、普段社長からは伝わりにくいことも、伝えられやすくなります。
お客さまの声
〜企業さまの声〜
愛知県東郷町 M歯科医院 様
- 1.ハンドブック・就業規則の作成を依頼する前にどんな事でお悩みでしたか?
-
- スタッフとの関係で悩んでいました。私たちがスタッフのために良かれと思ってやることでも逆にとられてしまうということ。
- 給料、休み、勤務時間があいまいなまま、スタッフが多くなってきてしまい、ルール作りをして明確化する必要性を感じて、専門家を入れてちゃんとしたかった。
- 辞める、辞めないなど小さなトラブルの積み重ねがありました。
- 経営者側は同じと思っていても、職域が違うパートや常勤のスタッフにとっては違うと受け止めていることなどの問題です。例えば、働き方、物事のとらえ方が違うことからくる不満や、 立場が違うと見方が違ってくるということです。また、早く帰るパートに対して、常勤スタッフは「パートは優遇されている!」と不満を持つことなどに対してです。
- 人数が多くなり、三チャン(私・妻・息子)では通用できなくなってきた。
- スタッフとの溝があり、対立している感じがあって、同じ方向に向けなかった。
- 院内にとって環境を悪くする人がいる。
- 2.ハンドブック・就業規則の作成を提案されてからすぐ契約しましたか? 契約するにあたって、どんな不安がありましたか?
-
- 作成はしたいと思ったが費用対価が不安だった。今は精神的なバックボーンとしての安心感が得られ、安いと思う。
- どこまで踏み込んでくれるのか?プロの意見が聞きたかった。
- 自分たちの苦しみが和らぐかもしれないと思った。
- 就業規則を作りたい訳ではなかったが、上手く溝や環境を変えるにはどうすればいいかと思っていた。
- スタッフと経営側との関係改善、給料の支払い方、その後の運用サポートはして貰えるか。
- 3.何(どこの部分)が決め手となってハンドブック・就業規則の作成を決断しましたか?
-
- 院内のトラブルが精神的な負担として大きかった。
- 丹羽さんを見て、丹羽さんと話をさせてもらって、この人だったら一緒にやれそうだと思った。
- あるべき論でガンガン来る人ではなくて、相手に対して優しい人がよかった。どんなに正しくても受け入れられるのは信頼できる人。その点で丹羽さんと作成することで解決出来ると思った。
- 作成すれば方向性が変わるかなと思った。ルールづくりがベースになると思ったから。
- スタッフを交えて作るということ(オープンにする必要性、嘘がつけない時代だから)
- オープンにするきっかけとしてGood。
- 自分たちでなく専門家を交えることが非常に良いと思った。
- 4.実際にハンドブック・就業規則を作成してみていかがでしたか?
-
- 専門家が入って、1個1個チェック出来たことがよかった。
- 今まではスタッフとの想いや解釈の違いから一方的になり不満が生まれていたが、着地点が話し合いで決められたことが最もよかった。精神的に楽になった。
- 私たちが思っていること、良いと思っていることが明文化されていないとスタッフのためと思っていても、逆にとられてしまうことを痛感した。
- ハンドブックがうれしい。ハンドブックは画があってすごく見やすい。
- スタッフがまとまってきた。
- スタッフミーティングを通じて、他のミーティングで意見が出るようになった。
- スタッフにオープンにすることで「自分自身もやらなくては」と思うようになった。
- 自分たちの身が引き締まった。ハンドブックがあって絶対的にわかりやすい。
- 環境や風通しがよくなった。第三者に見てもらって、心のよりどころにもなって安心した。
- 今まで法律的にまずかったこともわかった。社会正義に則った組織にすることができた。
- スタッフから細かい質問・要望がなくなった。言われても自分で考えなくても良い、よりどころが出来て安心。
〜ハンドブックマイスター養成塾 受講者の感想〜
井上さん
第一回目を受講した感想
私は、たぶん研修が好きなのだと思います。勉強した気になるから。しっかりと身に付かなくても研修を受講していないよりはずっと自身のためになるから。
なので、第一回目を受講している最中も前向きに取り組めていると思います。ただ、今回私が受講を決意したのは、これまでの気持ちを一掃することが目的なのでその気持ちを持ち続けることのプレッシャーを妙な感覚で持っており、これまでになく結果を求めていて、求められていて、でも、正直まだゴールどころかルートも見えていない自分にとても不安を感じています。
ただし、この研修が自分にとって価値ある結果になるかそうでないかは私次第のような気がしています。
「負」の事ばかりの感想になってしまったので、発見したことを・・・。
私は、開業を決意した当初からがつがつ稼ぎたいと思ったことは一度もありません。だから目標をもつこと考えることをしてきませんでした。できなかった。
でも、それがしまりのない心持ちでしかいられなかった原因だと気付きました。受講と課題で少し目標に取り組めている気がしています。
私にとっては大きな一歩だと思います!